薬に頼る前に試してみて。眠りを誘う“香り”の力
なかなか眠れない…そんなとき、薬を使う前に玉ねぎやラベンダーの香りを取り入れてみませんか?
玉ねぎに眠気を誘う効果が?
民間療法として、玉ねぎの香りが眠気を誘うという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。実際、最近の研究では、玉ねぎのほかにもニラやニンニクに含まれる「硫化アリル」という成分に、気持ちを落ち着かせ、眠気を促す効果があることがわかってきました。
この硫化アリルには、脳波のシータ波を増幅し、副交感神経を刺激することで、自然と眠気を誘う働きがあると言われています。
テレビ番組でも紹介された玉ねぎの効果
テレビ番組『所さんの目がテン』では、昼寝の時間でも元気に暴れ回ってしまう幼稚園児たちに、玉ねぎの香りが効果があるかどうかを検証する実験が行われました。
実験は、普段のお昼寝の時間と、みじん切りにした玉ねぎを詰めたクッションを置いたお昼寝の時間を比較するものでした。結果はというと――玉ねぎクッションを使ったとき、子どもたちはぐっすり眠ったのです。
でも、大人にはちょっと強烈かも?
ただし注意点もあります。大人が同じように試すと、逆に匂いが気になって眠れないということも。玉ねぎ特有の強い香りに敏感な方も少なくありません。
そんな方には、玉ねぎの量を調整して香りを抑える方法がおすすめです。ほんのり香る程度にして、寝室に置いてみてください。
玉ねぎがダメならラベンダーを
それでも「やっぱり玉ねぎの匂いは無理…」という方には、ラベンダーの香りがおすすめです。ラベンダーにはリラックス効果があり、寝る前にエッセンシャルオイルを布団に軽くつけるだけでも効果が期待できます。
ラベンダーも苦手…?そんなときは“木の香り”
ラベンダーすら苦手な方には、木の香り(セドロール)という選択肢もあります。セドロールには、リラックス効果や入眠までの時間を短くする効果、夜中に目覚めにくくする効果があるとされています。
ラベンダーも木の香りも、眠りが浅い方にとっては効果的な選択肢になり得ます。自分の好みに合った香りを探してみるのがポイントです。
私も眠れないタイプでした
実は私自身も、かつては深く眠れない人でした。寝つきが悪く、夜中に何度も目が覚める日々。音楽を流してみたりもしましたが、あまり効果を感じられませんでした。
そんなとき、ふと「香りってどうなんだろう?」と思って試してみたのが始まりです。香りの良いところは、眠っている間中、自然にリラッ






