今日はここまで

人生に谷も山もいらない

「社会」の記事一覧

親切心はマウントと取られる。職場で「良かれと思って」を封印すべき理由

11月も終盤を迎え、吐く息の白さに冬の足音を感じる季節になりました。この時期は仕事が立て込み、身も心も削られるような日々が続きます。 最近の私は、組織の歪みが生んだ「ヘイト」だけを一手に引き受ける、実に損な役回りを演じて […]

消失する「日本の秋」。9月の30度と11月の雪に挟まれた、短すぎる紅葉の記憶

11月も終わりに差し掛かり、ブラックフライデーの喧騒とともに財布の中身が寂しくなっていく季節。初雪の報せを聞きながら、今年もなんとか生き抜いた実感を噛みしめています。 ところで、皆さんは今年の「秋」を十分に楽しむことがで […]
風景写真

【時評】西室泰三氏と東芝の転落。なぜ「物言う株主」という言葉に違和感を抱くのか

夏が居座り、秋を飛び越えて冬がやってきた。日本全国で雪が観測される中、山々にはまだ紅葉がしがみついている。そんな季節の歯車が狂った11月、かつての日本を象徴した巨星が、ついにその輝きを失いました。 2023年11月22日 […]

【国際情勢】フーシ派のヘリ強襲とスエズ運河の罠。私たちの生活を脅かす「海の地政学」

11月21日、天気は快晴。朝霧が晴れ、空に広がる鮮やかな青色を眺めていると、夏には地獄のように感じた太陽の光も、今はただ心地よく、肌を優しく温めてくれます。 しかし、そんな穏やかな朝のニュースに、世界の平穏を根底から揺る […]

抗体検査か、PCRか。高齢化社会の田舎で突きつけられた「医療格差」のリアル

2024年8月。私は猛暑の中、3日間の大半を布団の中で過ごすことになりました。高熱とのどの痛み。若い頃なら2、3日寝れば「万事解決」だったはずの風邪が、今では数日経っても体調不良の余韻を引くようになっています。年を取ると […]
庭

西洋思想は「ファッション」か?横文字に逃げる解説者たちが失っているもの

ある思想本に「日本は西洋の思想を自分たちに取り込めていない」という一節がありました。その一因は、思想を語る人たちの「言葉」の在り方にあるのではないかと感じています。 わざわざ横文字にしなくてもよい言葉まで、カタカナで語り […]

5万円の年金で働く80代。「お涙頂戴」の裏でテレビ局が伝えない「生活保護」という選択

先日、夕方のバラエティ番組で「月5〜6万円の年金で暮らす、働く80代」の特集を見ました。番組はいわゆる『お涙頂戴』のトーンで、こんなに苦労して生きている人がいるのだと、視聴者の同情を誘うような作りになっていました。 しか […]

【社会考察】茹でガエルの私たちは、いつまで「1週間で忘れる」を繰り返すのか

連日のようにテレビを賑わせている「桜を見る会」の問題。新しい情報が出るたびに、私たちの関心は塗り替えられ、以前の事実はまるで「上書き保存」されたかのように消えていきます。 今回は、この情報の氾濫が生み出す「忘却の構造」と […]

【労働生産性の正体】便利さと引き換えに失われる利益。マイクロソフトに学べること、学べないこと

最近、テレビなどで「生産性」という言葉をよく耳にしますが、具体的に何の生産性なのか、少し分かりづらいと感じることはありませんか? 今回は、マイクロソフトが導入した「週休3日制」のニュースをきっかけに、日本の労働環境におけ […]

健康・お金・人間関係の喪失。映画『ジョーカー』から読み解く、現代人が縋る「救い」の不在

バットマンの宿敵、ジョーカーがいかにして誕生したのかを描いた映画『ジョーカー』。この作品を単なる娯楽映画として消費するには、あまりにも現代社会のリアリティが詰まりすぎています。 今回は、この映画を観て感じた、言葉にできな […]

炎上の影に隠れた「血液事業」の危機。統計から読み解く、アニメコラボの必然性

日本赤十字社による『宇崎ちゃんは遊びたい!』のコラボ献血ポスターが、世間の一部で大きな話題となりました。 「胸を強調したキャラクターは性的な表現ではないか」という批判がある一方で、私はこの騒動をきっかけに、赤十字が抱える […]

山の彼方の雲と、逃れられない「重量税」日本の車検が海外より高い本当の理由

山の彼方に雲がかかった、ぼやけた冬の風景。そんな景色を眺めていると、一瞬だけ目の前の現実を忘れさせてくれるような、穏やかな心地よさを感じます。 ……しかし、現実はそう甘くはありません。今回は、避けては通れない「車検」とい […]

ゴミの山から貝殻を探すのか。ネット全盛期にこそ「本」が最強の武器になる理由

世の中は驚くほど便利になりました。美味しいお店のレシピから歴史的な事件の年号まで、ネットがあれば1分で答えに辿り着けます。しかし、これほど便利になったからこそ、「本なんて読まなくてもいい」という考え方が広がっていることに […]

物の価値をつけないの大切さ

カツ丼が好きな人がいるとしましょう。彼は「山田屋」のカツ丼こそが最高で、100点満点だと思っていました。 しかしある日、彼は「北村屋」のカツ丼に出会います。それが驚くほど美味しく、彼の中で新たな100点となりました。する […]
coffee

国内市場という「罠」を抜け出せ。開化堂・八木隆裕氏の気づきから考える伝統の未来

京都の老舗跡継ぎ6人によるクリエイティブユニット『GO ON(ゴオン)』。伝統工芸の技術を現代、そして世界へと繋ぐ彼らの活動は、これからの日本のものづくりが生き残るための大きなヒントに満ちています。 今回は、伝統工芸の歴 […]

土を使わない「フィルム」で育てる高糖度トマト。アイメック農法が切り拓く農業の未来

現在、ビニールハウスで「土を使わない」画期的な方法でトマトを育てています。この方法で育ったトマトは驚くほど糖度が高く、一般的なトマトと比べて糖度が「3」も違う、まさに別次元の味わいです。 今回は、メビオール株式会社が開発 […]

就活を諦めた人はノーカウント。ニュースの「国民負担率」や「失業率」が胡散臭く聞こえる理由

最近、テレビやニュースで経済学の話をいくつか聞いていると、元から嘘くさいと思っていた経済学にさらに「うさん臭さ」の磨きがかかり、もはや詐欺に聞こえてくるようになってきました。 今回は、世の中に溢れる「都合の良い経済の数字 […]

その「自称ニート」は本物?引きこもりやフリーターとの決定的な違いと、言葉の危うさ

最近、テレビやSNSを見ていると、「ニート」「引きこもり」「フリーター」という言葉がすべて一括りにされ、安易に「ニート」と呼ばれているのが非常に気になります。 今回は、これらの言葉の正しい定義をおさらいしつつ、なぜ働いて […]

ゲルニカに重なる現代アート。福島の像が問いかけた「000」の希望と、忘却への恐怖

東日本大震災の記憶をどう残していくか。2018年、福島県に設置された現代美術家ヤノベケンジさんの像「サン・チャイルド」が、批判を受けて撤去されるというニュースを目にしました。 今回は、この撤去問題を通して感じる「記憶の風 […]