世の中は便利になった。昔だったら知りえなかった情報をネットで1分あれば調べることができる。
美味しいお店もレシピも1945年に何があったのかも検索すれば出てくるようになった。これほど便利になると世の中の人の中にはネットがあれば何でも知ることができるから本なんて読まな気くてもいい。そんな考えを持つ人も増えてきたように思える。
でも本当にそうだろうか?
計算式のやり方をネットで調べてみると簡単にわかるし、アメリカの大統領が今何代目で今まで誰がやっていたのかも簡単に知ることができる。
不便なところもある。少し珍しいことをネットで調べてみると様々なサイトがあり、みんな色々なことを書いている。同じような内容の記事も山のようにある。
政治の内容を調べれば、あのサイトでは赤と書かれていたのにこのサイトでは青と書かれていることも珍しくはない。
ネットの便利さは大勢の人が知っているようなことにはとても役立つシステムなのは確かだ。小学校や中学校で習う当たり前のこと、最新の天気や株式の情報なども簡単に調べることができる。
しかし、珍しい内容や哲学のように難しい内容になると書いてある内容の意見が様々な解釈が行われて統一されていないということもある。
そんなサイトを作っている人は大抵が専門家ではなく、趣味や興味で書いている内容が多い。そのほかにも健康の内容がテレビでやっていたので詳しく検索してみると同じ内容のサイトが山のように出てくる。
そういったサイトは専門家の知識ではなく、ざっくりとしていたその内容が本当にあっているのかが全面的に信用することができない。
ネットで有名なウキペディアの内容を読んだとあるラジオのパーソナリティが自分の内容をチェックすると内容がかなり間違っていたという話をしていた。
ウキペディアは集合知を集めてより良い情報を集めることをめざしているが内容が正しいとは限らない。聞きかじった内容や本人ではない誰かが言っていた不明確な内容をそのまま記事に反映していることが多々ある。
そんな情報を読んだ人はその内容を真実として認識して、情報の大元調べるようなことをしない。そうなると嘘の情報は正しい情報として信じてしまう人がってしまう。
ダイエット情報を信じて行っていても1年たっても成果がない。そんなできごとが起きる世の中になった。正確な情報を自分で調べる癖がある人はネットを使っても正しい情報を手に入れることができる。
多くの人は正しい情報を手に入れることができずに嘘の情報でも正しいかを調べることもなく信じている。だからこそ正しい情報か間違った情報かを調べる癖のない人には本を読むことをお勧めする。できるだけ正しい知識を得ることはどうしても本を利用することが一番手っ取り早いのだ。
世の中に出版社を通して出ている本は、その本を出す人自身が専門家であったり、出すまでに出典や膨大な資料を調べたり、取材を行い、情報を選別して内容を明確にしている。
そのために知りたい情報を正確に知ることができる。
ネットでは正しい情報なのかを調べるためにはネットの海の様々な情報を確認しなければ本当の情報なのかを知るすべがない。
ネットにも正しい情報はある。だがそれを見つけるためには検索をうまくするだけでは簡単にたどり着くことができないほどゴミのような情報が散乱している。
あまりにゴミような情報が増えてしまったためにゴミだらけの海岸で綺麗な貝を探すように難しくなってしまった。
それに比べて、出版されている本の多くは体系化され順序だてて説明されているために知識を得るには重要な方法であることを覚えておいてほしい。