カツ丼を食べようかと迷いましたが、「また今度にしよう」と思いとどまり、代わりにコロッケとパンを買って帰ることにしました。

今回は、小さな節約から始まったはずが、思わぬ方向に転がっていった「食の誘惑」についての日記です。

160円で手に入る「サクサクの幸せ」

購入したのは、100円のパンと、5個入りで60円という驚きの安さのコロッケ。合計160円という、非常に優秀な節約ランチになるはずでした。

そのまま食べるのではなく、コロッケだけをトースターで軽く温め直すのが私のこだわりです。こうすることで衣がサックリとして、美味しさが格段に跳ね上がります。そこにカゴメソースをたっぷりかければ、立派な「自家製コロッケパン」の完成です。

お腹が少し減っている時の揚げ物の威力というのは、どうしてこれほどまでに強いのでしょうか。サクッとした食感と油の旨みが、空腹の体に染み渡ります。

スーパーの棚に潜む「魔物」の誘惑

「今日は160円で済んだぞ」と満足してレジへ向かえばよかったのですが、ふとカップラーメンの棚が視界に入ってしまいました。これが運の尽きです。

「これも新商品だな」「万が一のためにストックしておこうか」……そんな考えが頭をよぎり、気づけば次々と無駄なものをカゴに放り込んでいました。さらには、よくわからない種類の色鮮やかなチューハイの缶まで手が伸びてしまいます。

気づけば支出は10倍に

結局、会計を済ませてみると、手元には1,000円近いインスタント麺と、予定になかったお酒たち。160円で済ませるはずだった昼食代は、気づけば1,600円近くに膨れ上がっていました。

節約のためにカツ丼を諦めたはずが、結果としてその何倍もの出費をしてしまう。まさに「安物買いの銭失い」というか、スーパーの巧妙な配置戦略に完敗した気分です。

無駄遣いは控えないといけない。そう自戒しつつも、目の前のサクサクコロッケとチューハイのセットを見て、「まぁ、たまにはこんな贅沢もいいか」と自分を甘やかしてしまう、意志の弱い私の休日でした。