今日はここまで

人生に谷も山もいらない

「四方山話」の記事一覧

【刀剣考察】浦島太郎か、孟宗か?名刀『浦島虎徹』に刻まれた「二つの顔」|鳥取池田家伝来の短刀

鳥取の渡辺美術館を歩いていると、一振りの短刀の前で足が止まりました。江戸の天才刀工、長曽祢虎徹の復元刀『浦島虎徹』。刀剣ファンならずとも、その名には「本物」が持つ独特の威圧感を感じるはずです。 50歳からの「暴走」が生ん […]

理想のデスク環境・失敗の覚書。オランダ型より「足が床に着く」ことの切実さ

デスク環境を整える際、私たちはつい「多機能」や「広さ」に目を奪われがちです。しかし、実際に導入して半年。私が手に入れたのは、最高の作業スペースと、スペック表には載っていない「誤算」の数々でした。 今回は、次回の買い替えや […]

親切心はマウントと取られる。職場で「良かれと思って」を封印すべき理由

11月も終盤を迎え、吐く息の白さに冬の足音を感じる季節になりました。この時期は仕事が立て込み、身も心も削られるような日々が続きます。 最近の私は、組織の歪みが生んだ「ヘイト」だけを一手に引き受ける、実に損な役回りを演じて […]

消失する「日本の秋」。9月の30度と11月の雪に挟まれた、短すぎる紅葉の記憶

11月も終わりに差し掛かり、ブラックフライデーの喧騒とともに財布の中身が寂しくなっていく季節。初雪の報せを聞きながら、今年もなんとか生き抜いた実感を噛みしめています。 ところで、皆さんは今年の「秋」を十分に楽しむことがで […]
風景写真

【時評】西室泰三氏と東芝の転落。なぜ「物言う株主」という言葉に違和感を抱くのか

夏が居座り、秋を飛び越えて冬がやってきた。日本全国で雪が観測される中、山々にはまだ紅葉がしがみついている。そんな季節の歯車が狂った11月、かつての日本を象徴した巨星が、ついにその輝きを失いました。 2023年11月22日 […]

【国際情勢】フーシ派のヘリ強襲とスエズ運河の罠。私たちの生活を脅かす「海の地政学」

11月21日、天気は快晴。朝霧が晴れ、空に広がる鮮やかな青色を眺めていると、夏には地獄のように感じた太陽の光も、今はただ心地よく、肌を優しく温めてくれます。 しかし、そんな穏やかな朝のニュースに、世界の平穏を根底から揺る […]

抗体検査か、PCRか。高齢化社会の田舎で突きつけられた「医療格差」のリアル

2024年8月。私は猛暑の中、3日間の大半を布団の中で過ごすことになりました。高熱とのどの痛み。若い頃なら2、3日寝れば「万事解決」だったはずの風邪が、今では数日経っても体調不良の余韻を引くようになっています。年を取ると […]

脳ドックに興奮し、甲状腺に泣く。自由な食生活が終わった「11月30日」の記録

「30代後半、そろそろ一度診ておくか」。そんな軽い気持ちで予約した人間ドックでしたが、病院選びの段階から、私は医療業界の「価格の迷宮」に迷い込むことになりました。 11万円より5万円の方が項目が多い?価格設定の謎 検索を […]
庭

西洋思想は「ファッション」か?横文字に逃げる解説者たちが失っているもの

ある思想本に「日本は西洋の思想を自分たちに取り込めていない」という一節がありました。その一因は、思想を語る人たちの「言葉」の在り方にあるのではないかと感じています。 わざわざ横文字にしなくてもよい言葉まで、カタカナで語り […]

5万円の年金で働く80代。「お涙頂戴」の裏でテレビ局が伝えない「生活保護」という選択

先日、夕方のバラエティ番組で「月5〜6万円の年金で暮らす、働く80代」の特集を見ました。番組はいわゆる『お涙頂戴』のトーンで、こんなに苦労して生きている人がいるのだと、視聴者の同情を誘うような作りになっていました。 しか […]

布団の中で「スマキ」になって。神経が逆立つ夜に現れた、不快な訪問者

普段はそれほど繊細な方ではありません。しかし、無理が重なったせいか身体が熱を持ったような感覚になり、あらゆる刺激に対して過敏に反応してしまう……そんな夜があります。 今回は、神経が逆立つ深夜に現れた「季節外れの訪問者」と […]

130円の絶望。リニューアルの罠にハマり、100円バーガーの偉大さを知った昼下がり

コンビニの棚で見つけた「リニューアル」の文字。2年前に食べて『美味しくない』と封印したはずのコロッケパンでしたが、そのポップに微かな期待を抱き、再び手に取ってしまいました。 しかし、それは新たな絶望への入り口に過ぎません […]

【自戒】あの日誓ったはずなのに。歯医者の営業時間と記憶がすれ違う「1時間の壁」

歯が痛い。しかし、この痛みには非常に厄介な特徴があります。それは「常に痛いわけではない」ということです。 今回は、一日のうちわずか15分、食事の時だけ牙を剥く「忘却の痛み」との戦いについて綴ります。1時間後の自分に、この […]

【社会考察】茹でガエルの私たちは、いつまで「1週間で忘れる」を繰り返すのか

連日のようにテレビを賑わせている「桜を見る会」の問題。新しい情報が出るたびに、私たちの関心は塗り替えられ、以前の事実はまるで「上書き保存」されたかのように消えていきます。 今回は、この情報の氾濫が生み出す「忘却の構造」と […]

山の彼方へ消えた安眠。700円のカツ丼から始まった「理想の休日」の意外な結末

休みの日には美味しいものを食べて、好きなだけゆっくりと寝る。そんな、誰もが一度は夢見る「幸せな休日」を、今日こそは現実に実行してみようと思い立つ。 しかし、理想の生活への道は、想像以上に険しい……。 完璧なはずの「序盤戦 […]
丘の上の雲

燕は「三角定規」、雀は「分度器」。農作業中に出会った躍動する曲線美

農作業中に畑へ足を踏み入れると、草の影から一斉に雀たちが飛び立っていくことがあります。その瞬間、私の目は彼らの描く鮮やかな軌道に釘付けになります。 今回は、畑に戻ってきた雀たちの「カッコいい」飛翔姿と、燕との興味深い違い […]