テレビで生産性と言う言葉は聞けど何の生産性なのかわかりずらい。
今回のMicrosoftの内容は労働生産性なので生産量/人の数と時間で算出されたものだと思う。
良く日本の生産性はとても低いといわれるが普通に考えれば当たり前のことで24時間とか普通に働く仕事場が多数あり、夜中はそれほどの売り上げをあげるわけでもない。
Aスーパーに100人のお客が毎日来るとして12時間の営業だとしよう。100人は毎日1000円をスーパーで買い物をする。
Bスーパーが100人のお客が毎日来るとして24時間の営業をして、100人は毎日1000円をスーパーで買い物をする。
10万円の売上を12時間で出すAのお店と24時間で10万円の売り上げを出すBのお店は売上は同じだけど営業時間と人件費が違ってくる。
Aのお店が海外でBのお店が日本にあるお店だ。
24時間営業していれば、ほかのお客さんも来るだろうと考える人がいるかもしれないが、スーパーは基本的には地域を対象にしている。
A店は1人でスーパーを営業していて時給が1000円だとすると12時間で12000円だ。B店は24時間で24000円となればそれではお店の儲けは
A店 88000円
B店 76000円
これでは労働時間と増えるが収益は減っていくことになる。この構造がある限り生産性を増やすというのは不可能となる。
さて、マイクロソフトは金曜日にも特別な休みを入れて週3日の休みを入れることによって生産性が増えたとのことだ。
短期間で効率よく働き、会議の時間が短縮されたということだ。人間余裕があるとだらだらと働いてしまうので時間を短縮することは確かに良いことだろう。
この勢いに乗ってわが社も週3の休みを作ろうと考える人は労働者にはいるかもしれないが会社から見るとマイクロソフトだからできると考えている人のほうが多いのではないだろうか。
週3の休み巨大な企業だから簡単に出来るということもある。これが工場勤務だとどんなに頑張っても作業量が極端に増えるわけではないので3日も休みがあるとそれだけで1日分の生産性が減少してしまう。
もしやるなら機械化をさらに推し進めて、整備するスタッフだけにしてしまうようなことができないと難しい。そうもいかない中小企業ではとても難しい。
大企業だからできる営業の自由もあるだろう。A社がB社と営業の打ち合わせをしたいといった場合、A社が大きな企業でB社がベンチャー企業だったりするとA社がB社の休みの日に打ち合わせしたいといえばB社の人間は断ることができない可能性もある。
今はわからないが15年前ならそういったことは確かにあった。
しかし、マイクロソフトと同じITにかかわる企業は大小の差があっても時間をかければ同じことはできそうである。