誰でもできる!動く被写体と夜景&人物を綺麗に撮る基本テクニック
スマホやデジカメの性能は年々進化しており、最近では画素数よりも便利な機能の充実が目立ちます。GPS、SNS連携、HDR(ハイダイナミックレンジ合成)など、魅力的な機能がたくさん搭載されていますが、正直、それらを使いこなしている人はあまり見かけません。
実際、多くの機能は後から写真を加工するためにあり、編集アプリやソフトを使えば、驚くほど綺麗な写真に仕上がることも多いです。
しかし、撮影時に意識するべき基本技術を押さえることで、もっと簡単に良い写真が撮れるようになります。今回は、「動きのある被写体」と「夜景と人物を一緒に撮る方法」という2つのシーンに焦点を当てて、誰でもすぐに使えるテクニックをご紹介します。
動く被写体を撮るための簡単テクニック
運動会、スポーツ観戦、家族のお出かけなど、動きのあるシーンを撮りたい場面は多いですよね。けれど、「シャッターを押したのに、撮りたい瞬間を逃した」という経験はありませんか?
これは、デジカメの構造上、シャッターを押してから実際に撮影されるまでにタイムラグ(約0.3秒)があるためです。
解決策:シャッターの「半押し」を活用しよう!
動きのある被写体を撮るときのポイントは、シャッターを半押しして、事前にピントを合わせておくこと(置きピン)です。
手順:
- 撮りたい場所や被写体にシャッターを半押ししてピントを合わせる。
- 撮影タイミングになったら、そのままシャッターを押し込む。
これだけで、シャッターラグによるズレを防ぎ、思い通りの瞬間をしっかりと写真に収めることができます。
もっと簡単に撮るなら「連写モード」
もう一つの方法が、カメラの「連写機能」を使うこと。連写で撮れば、撮りたい瞬間を含む複数の写真が撮れます。
- メリット: ベストショットを後で選べる
- デメリット: 不要な写真も増える
でも、今のカメラはSDカードの容量も十分なので、削除すればOKですね。
夜景と人物を一緒に綺麗に撮るには?
夜に人物と背景(イルミネーション、看板、花火など)を一緒に撮影するのは難しいものです。
- フラッシュを使うと人物は明るいけど背景が真っ暗
- フラッシュを切ると背景は写るけど人物が真っ黒
こんな経験、ありませんか?
解決策:「スローシンクロ」や「夜景&人物モード」を使おう!
最近のカメラには便利な撮影モードがあります。
- 夜景&人物モード
- スローシンクロ
これらを使えば、人物をフラッシュで撮影しつつ、背景の光も時間をかけて取り込むことで、両方を綺麗に写すことができます。
モードが見当たらない場合は…
カメラに専用モードがない場合でも、
- Sモード(シャッター速度優先)
- AVモード(絞り優先)
を使うことで、スローシンクロに近い効果を出せます。
夜景撮影で最も重要なこと:カメラをブレさせない
スローシンクロではシャッター速度が長くなるため、少しの揺れでも写真がブレてしまいます。そのため、カメラをしっかりと固定することが非常に重要です。
安定して撮るための工夫
- 三脚を使う(理想)
- 固定できる場所にカメラを置く(手すり、壁、傘の上など)
- 両手でカメラを持ち、脇を締めて体で支える
この「脇を締めて撮る」方法は、慣れれば手ブレをかなり抑えることができます。練習しておくと良いですね。
最後に
今回は、「動きのある被写体を撮る方法」と「夜に人物と夜景を綺麗に撮る方法」についてご紹介しました。
どちらも、特別な機材やプロの技術がなくても実践できる基本テクニックです。まずはこれらの方法を身につけて、慣れてきたらより高度な撮影にもチャレンジしてみてください!







