ここ1年で何度か高熱とのどの痛みが出ることが多くなる。年ということもあるがのどの痛みはのど飴などをなめて誤魔化すことができるのだが、熱はどうにも薬を飲まないで対処は難しくなるほどに体が弱ってきている。年を取るとはこういうことなのだと若いころには思いもしなかった感想を抱きつつも、2024年の8月も3日ほど布団の中で過ごすこととなった。熱がでたら安静にして布団の中で静かに過ごす。昔も今も変わらない対処である。

ありがたいことに今は薬が多数あり、薬局に行けば風邪薬は1000円も出すと簡単に買うことができるのがありがたい。とはいえ田舎に住んでいる身として15分ほど車を走らさないと買うことができない場所に住んではいるのだが、薬を飲んで2,3日ほど寝ていれば風邪もある程度は治って万事解決となっていた若いころとは違い2,3日寝ても体調不良はあと数日は継続することが多くなった。


3年昔なら寝ているだけで問題がなかったが、今の時代はコロナという感染力の強くかかった人によって症状の差が激しい病気のために治ったと思って外もうかつに出歩くことができない状況でもあるため、検査キットでチェックをするように言われてしまう時代になった。

周りに年寄りしかいないこともあるが、近くで咳をする人がいてその人はコロナなのかのある程度の安心材料は欲しいと思ってしまうのもまた人情という気持ちもわからないでもない。まぁ、ここ3年近くは喉の病気で咳を続けているので仕事場の人たちはあまり気にしないようになってしまったが、熱が出たならとりあえずチェックをするように言われるのも仕方がない。

検査キットにはPCRと抗体の2つがあり、信頼性が高いが時間がかかるPCR、信頼性は半々だがその場で確かめられる抗体、とりあえず両方をしようと考えて一番近いドラックストアに行くとPCR検査キットがおいてない。抗体検査キットは置いてあるのだが、なぜかPCRは置いておらず、薬局でしか取り扱ってないと言われる。

ならば薬局に行くかと行ってみるとその日は8月の13日とお盆の休みだから16日まで休みですの張り紙があり、ならばと近隣の薬局をはしごいてみるがどこもお盆休み、1つぐらい商売根性を見せて営業をしていればいいものをどこも示し合わせたように休みである

こうなると困る、解熱剤や咳止め抗体検査キットはドラッグストアで購入できたが肝心のPCR検査キットが手に入らない。これが一人暮らしならば16日まで布団の中で待てばよいが家にはお年を召した同居人がおり、コロナか風邪かわからない状況で感染を防ぐために区切って生活するのはなかなかに大変である。

だいたい、お盆休みや大型連休でやっているドラッグストアでPCR検査キットが取り扱っていれば何の問題もないのだが、なぜか取り扱っていない。都会のほうでは取り扱っているところもあるようだが、年よりの多い田舎では取り扱いがないから困る。

これが地域格差というと大げさだが、生活での不便というのは病気と休みでの活動に出て来るのかもしれない。