「4月なのに雪が降る」
なんだか、少し切なくて美しい小説のタイトルにでもなりそうなシチュエーションですよね。しかし、現実はそんなに甘くありません。

今回は、春の陽気を期待していたのにまさかの大雪に見舞われた、とある日の憂鬱な日記です。

屋根から滑り落ちるほどの「4月の雪」

私が住んでいる中国地方のエリアでは、そもそも4月に雪が降ること自体がかなり珍しい出来事です。

それなのに、今日はただチラチラと舞うような可愛らしい雪ではありません。積もった雪がズサァーッと音を立てて屋根から滑り落ちるほど、しっかりと本格的な雪が降っているのです。

俳句や短歌を詠むような雅(みやび)な趣味を持っている人であれば、「春の雪もまた一興……」なんて言いながら、この季節外れの風情をあたたかいお茶でも飲みながら楽しめるのかもしれません。

風情よりも何よりも、ただ「めんどくせー」

しかし、残念ながら私にはそんな雅な趣味は一切ありません。この時期の雪に対して思うことは、ただ一つ。

ただただ、めんどくせーー。

正直なところ、もうすっかり春の気分でいたのに、今さら雪が降るとか本当に勘弁してほしいです。
しかもタチの悪いことに、前夜は激しい「春の嵐」でした。昨晩は強風と雨の音で煩わしい思いをしたのに、朝起きたら今度は大雪。天気に振り回されっぱなしで、心底ウンザリしてしまいます。

とりあえず、雪のない県南へ逃亡しよう

こんな日は、家にこもって窓の外の雪を眺めていても気が滅入るだけです。

幸い、車さえ走らせれば、雪の降っていない暖かいエリアに行くことができます。「とりあえず、車で県南にでも行くか……」

屋根から落ちる雪を横目に、ため息混じりに車のエンジンをかけました。小説の主人公にはなれそうもありませんが、まずはこの煩わしい雪景色から抜け出して、少しでも春らしい空気を感じてこようと思います。