風邪を引いて寝込んだ夜、熱や息苦しさから全く眠れなくなり、なぜか恐ろしいほどの「不安感」に襲われた経験はありませんか?
今回は、私が風邪で倒れた夜中に体験した、理由のわからない不安と危険な思考、そしてその原因について振り返ってみようと思います。
サウナのような暑さと、死ぬほどの喉の痛み
風邪のために、夜の9時には早々に布団に入って眠りにつきました。自分の中ではかなり長く寝たような気がして目を覚ましたものの、窓の外を見るとまだ薄暗いまま。
もう一度寝ようと目を閉じますが、まるでサウナに入っているかのような異常な暑さと寝苦しさに襲われました。そして、再び目を覚まします。
寒気や体の震えはなくなっていたものの、今度は死ぬほど喉が痛いのです。鼻をかんでも、喉から出てくる痰(たん)は普段では見ないようなすごい色をしていました。「自分の体にどんな異常が起きているんだ」と急激に不安になり、思わず起きてパソコンで症状を調べてしまいました。
調べながらふと時計を見ると、時刻は深夜の2時16分。二度も寝て起きたのに、たった5時間しか経っていません。
息苦しさから湧き上がる「理由なき不安」
症状を調べ終わってからもう一度寝ようとするのですが、今度は全く眠れません。
待てど暮らせど、枕が熱を持つばかり。頭を左右に振って熱を逃がしながら眠りにつこうと試みるものの、鼻づまりのせいで呼吸がうまくできず、どんどん息苦しくなっていきます。
呼吸が浅くなり眠れない状態が続くと、だんだんと理由のわからない不安が心の奥底から沸き起こってきました。原因を探して言葉にしようとしても、うまくまとまりません。それが更なる不安を呼び寄せます。
不安に押しつぶされそうになると、色々なことを考え出してしまいます。「人生の意味」だったり、「生きる理由」だったり……。普段なら無駄なことだと思うような深いことまで考え出しては、暗い思考に押しつぶされていくのが怖くてたまりませんでした。
寝たいのに、寝れない。
考えたくないのに、考えてしまう。
この嫌な思考から逃れるにはどうにかして寝るしかないと分かっているので、枕の熱を逃がしつつ必死に目を閉じます。そんな葛藤を続けているうちに、気づけば気を失うように眠りに落ち、朝を迎えていました。
危険な思考に陥った3つの原因
昼になり少し落ち着いてから、昨夜の危険な思考について「なぜあんなことを考えていたのか」と振り返ってみました。理由を探してみると、思い当たる節がいくつかあります。
- 熱が出ていて、体と脳が正常な状態ではなかったこと
- 鼻づまりで上手く呼吸ができず、酸素が足りていなかったこと
- 花粉症の時期が近づき、毎年の苦しみを無意識に思い出していたこと
他にも原因はあるかもしれませんが、今日思いついたのはこの3つです。体調不良で自律神経が乱れると、人は誰しもネガティブな思考に引っ張られやすくなると言いますが、まさにその状態だったのだと思います。
これは鬱(うつ)への入り口なのか?
普段であれば、どんな不安も寝て起きれば忘れてしまうのですが、今回は珍しく不安が取れず、ずっと引きずられているような気がします。
実は、この記事を書いている最中もその不安が完全には取れていません。
何となくだけれど、この「理由なき不安がずっと続く状態」こそが、鬱への入り口なのかもしれない……。そんな風にすら感じてしまう、恐ろしくて長い夜でした。体調不良の時は、体のケアだけでなく、心まで引っ張られないように注意が必要ですね。






