5月から続く異常な暑さ。振り返ってみても、本当におかしな天気が続いています。ここ10年ほど、日本から「春」という季節が消え、冬からあっという間に夏へ衣替えをしてしまうような感覚があります。

今回は、そんな厳しい暑さの中でふと訪れた、恵みの時間についての日記です。

照り返しの苦痛と、突然の訪問者

今日も午前中から気温はぐんぐんと上がり、28℃を超える夏日に。アスファルトや地面からの照り返しが身体に突き刺さり、「暑い、熱い」と思いたくなくても、つい弱音が漏れてしまうような過酷な天気でした。

ところが、12時を回った頃。空の色が変わり、ザッと激しい雨が降り出しました。時間にして、わずか10分程度のこと。車の上には、あっという間に大粒の雨滴が並びました。

車内のハプニングと、引き換えに得た「涼風」

あいにく車の窓を開けっ放しにしていたため、シートにまで雨が入り込んでしまいましたが、そんな失敗すら気にならないほど、その後の変化は劇的でした。

気圧の変化によるものか、雨上がりと共に心地よい風が吹き始めたのです。その風は、熱気がこもって逃げ場のないブドウのハウスの中にも、すーっと涼しく抜けていきました。

「今日はいい日だ」と感じる瞬間

28℃を優に超えるかと思われた午後のひとときでしたが、雨のおかげで驚くほど涼しく、穏やかに過ごすことができました。

異常気象に振り回される日々ですが、たまにこうして自然が優しい表情を見せてくれると、それだけで「今日はいい日だったな」と思えてしまいます。ブドウたちも、きっとこの一瞬の涼しさを喜んでいたに違いありません。

まだまだ夏の本番はこれからですが、こうした小さな恵みを見つけながら、日々の作業に励んでいこうと思います。