笠岡市立竹喬美術館へぶらっと見に行く。そこで貼られていたポスターをみていると『夏のコレクション』と書かれた華鴒大塚美術館のポスターがあったので見に行くことに。
華鴒大塚美術館は井原市にあるのでついでに彫刻の巨匠である平櫛田中の作品が展示されている井原市立田中美術館にも立ち寄ることに。
何だかんだで1日に
笠岡市立竹喬美術館
笠岡市立カブトガニ博物館
井原市立田中美術館
華鴒大塚美術館
どこも撮影禁止なのがもったいない。展示されている作品のポストカードか葉書を準備してほしいと思うな。
『夏のコレクション』と書かれていたポスターに載っていた作品は入ってすぐに会った。中村大三郎の『白容』はあったが描かれている女性の涼やかで目と白い服が夏の装い。
絵が家に飾ってあるないイスに座りながら涼しく過ごすことができそうな気がしてくる。
人物が描かれた作品は2枚だけであとは風景ばかりだったのが少し肩透かしだったが、児玉希望の『良宵』は良かった。海に浮かぶ舟と真上に浮かぶ月、月の光によって生み出される光はあまりに弱い。月の光はすぐに宵闇に溶け込み、月の下に浮かぶ舟だけを照らすのみ。
他の舟は薄闇に隠れてしまっている。絵の見ている人のピントがそこへと吸い込まれるように作られているために目が自然と向いてしまう。細部まで緻密描かれていながらも月と一隻の舟にのみ眼が持っていかれる作品だった。