ショートケーキを知らない人はほとんどいないでしょう。コンビニでも300円程度で売られていますし、子どもの頃の誕生日ケーキといえば、イチゴが乗った大きなショートケーキを切り分けて食べた、という人も多いのではないでしょうか。
「ショートケーキ」と聞いて私たちが思い浮かべるのは、一般的にスポンジ生地に生クリームとイチゴを挟み、全体を生クリームで覆ったケーキですよね。見た目も華やかで、まさに日本のケーキの代表格です。
子どもの頃からの疑問「ショート」ってなんだろう?
そんなおいしいショートケーキですが、「ショート」って一体どういう意味なのでしょうか?
子どもの頃、親に買ってもらったショートケーキがすでに切り分けられていて、小さくなっているのを見て「だから『ショートケーキ』なんだ!」なんて思っていました。でも、大人になってホールケーキを食べる機会が増えると、「あれ?」と疑問を持つようになったんです。
ショートケーキの「ショート」の語源に迫る!
このショートケーキの「ショート」の語源については、いくつかの説があります。
- イギリスのショートブレッドが語源
- 「短い時間」を意味する「ショートタイム」から来ている
- 日持ちがしないから
- アメリカの「ショートケーキ」と呼ばれるお菓子を元にして作られた
中には「短時間で作ることができるから」という説もありますが、今でこそ手軽に作れるお菓子かもしれませんが、当時の時代背景を考えると少し無理があるようにも思えます。
最も有力な説は「アメリカ式ショートケーキ」
これらの説の中で、最も有力とされているのが「アメリカ式のショートケーキを元に作られた」というものです。
アメリカと一口に言っても広いので全てが当てはまるわけではありませんが、イギリスから伝わった源流のアメリカンショートケーキは、ビスケットのような生地の間に生クリームやフルーツ(特にイチゴ)を挟んで作られたお菓子を指すことが多いです。
「ショート」=「サクサクとした」?
最後に、このアメリカ式のショートケーキの「ショート」の意味ですが、野球などで使われる「ショート」とは異なり、ケーキにおいては「サクサクとした」という意味合いがあるそうです。
元々はイギリスからの移民が持ち込んだお菓子の流れを汲んでいるのでしょう。ただ、日本人にとって「ショート」といえば「短い」や「ふんわりとした」といったイメージが強いため、この「サクサクとした」という意味を聞いても、どこか違和感を覚えてしまいますね。
いかがでしたでしょうか?ショートケーキの「ショート」の語源、意外な意味合いに驚かれた方もいるかもしれませんね。







